わんにゃとの暮らし

「海水浴場」は危険がいっぱい!愛犬の安全のために飼い主が注意したいこと

マルヤマミエコ

ライター
マルヤマミエコ

いいね 2

「海水浴場」は危険がいっぱい!愛犬の安全のために飼い主が注意したいこと

「夏になったら愛犬を連れて海水浴に行こう!」と、予定を立てている飼い主さんもいると思います。私たち人間だけで行くのとは違い、わんちゃんの海水浴は注意しなくてはいけないことが色々とあるのをご存知でしょうか。

愛犬と海水浴に出掛ける前に、海の危険性や注意点をしっかりと把握しておいてください。

■海水浴場は犬OKとは限らない

「海水浴場」は危険がいっぱい!愛犬の安全のために飼い主が注意したいこと
出典:https://www.shutterstock.com/

そもそも、海でわんちゃんが遊ぶことは問題ないのでしょうか? 「海は自然のものだから、誰の許可も必要ない」と思うかもしれませんが、実はそうではないのです。

海水浴場がある市町村のホームページを確認すると、ルールやマナーの項目があります。そこに、持ち込みや立ち入りを禁止しているものとして、“犬(盲導犬、介助犬、聴導犬は除く)”と書かれている場合は、海水浴場に犬を入れることはできません。海水浴場に行く前に、わんちゃんの立ち入りが許可されているか必ず確認しましょう。

犬同伴OKの海水浴場であっても、油断は禁物。周囲の海水浴客に迷惑をかけないのが基本です。周囲とのトラブル防止や行方不明にさせないためにも、絶対にリードは放さないでください。

愛犬が砂浜で排泄をした際ですが、フンは持ち帰って処分すること。また、おしっこには水をかけて流しましょう。

■海では犬もライフジャケットの着用必須

「海水浴場」は危険がいっぱい!愛犬の安全のために飼い主が注意したいこと
出典:https://www.shutterstock.com/

飼い主さんは愛犬と砂浜を散歩するだけのつもりでも、わんちゃんによっては海に入ろうとする可能性があります。わんちゃんは必ず泳げるとは限りません。そのため愛犬と海辺に行く際は、必ずライフジャケットを着用させてください。

大きめのサイズだと、首元に前脚が挟まってパニックを起こしてしまうかもしれません。そのようなことにならないためにも、くれぐれもサイズの合うライフジャケットを着用させましょう。

また、愛犬の皮膚や被毛を紫外線から守る対策も必要です。最近では紫外線予防や砂浜でのケガ予防に犬用のラッシュガードが販売されているので、活用するのも良いと思います。

日中の砂浜は砂の温度が上昇して、強烈な照り返しがあります。砂浜を手で触ってみて少しでも熱いと感じたら、熱中症予防や肉球のやけど防止のためにも、わんちゃんは砂浜に連れて行かないことです。どうしても海で遊ばせたければ、早朝が良いでしょう。

■誤食や海水飲み込みが体調不良を引き起こす

「海水浴場」は危険がいっぱい!愛犬の安全のために飼い主が注意したいこと
出典:https://www.shutterstock.com/

砂浜に行くと、海藻や魚介類、毒性のある生物、さまざまな危険物やゴミが落ちていることが多くあります。それらをわんちゃんが誤食して腹痛を起こしたり、ケガを負ったりするケースが少なくありません。

飼い主さんは、砂浜がわんちゃんの誤食が多い場所であることを覚えておきましょう。砂浜では愛犬のリードを短めに持ち(伸縮リードの場合は伸ばさない)、愛犬から絶対に目を離さないでください。

誤食の他に気をつけて欲しいのが海水を飲む行動です。海水には塩分が多量に含まれているため、下痢などを起こして体調を崩すわんちゃんもいます。

海での愛犬の行動に少しでも不安がある場合や、しぐさや行動がおかしいと感じたら、すぐに動物病院で診てもらいましょう。誤食と海水の飲み込みには十分に注意しましょうね。

■真水で全身を洗い流そう

「海水浴場」は危険がいっぱい!愛犬の安全のために飼い主が注意したいこと
出典:https://www.shutterstock.com/

潮風や海水に濡れると、わんちゃんの皮膚や被毛はベタつきます。そのままにしておくと皮膚炎を起こしかねないので、ちゃんと身体の隅々まで洗い流すようにしてください。

ポリタンクに真水を入れて持って行き、わんちゃんの体にかけます。ポリタンクの注ぎ口からだと全身に水をかけにくいので、アウトドア用の手動式シャワーなどを使用するのが良いと思います。

全身を真水で洗い流した後は、しっかりとタオルドライしましょう。普通のタオルよりも吸水タオルの方が被毛の乾きが早いのでオススメです。

わんちゃんにとって海水浴場が、いかに危険が多い場所であることがお分かりいただけたでしょうか? くれぐれもトラブルのないように、飼い主さんは愛犬の行動に気を配ってあげてくださいね。

わんにゃ相談

【関連記事】

※ 犬がいる家庭に行くときどうする?気をつけたい「基本の対応」について解説

非常時にも役立つ!春のお出かけにおすすめな「猫用キャリーバッグ」3選

※ 飼い主さんとの楽しい思い出が重要!犬の「記憶力」についてわかってきてこと

※ 忘れちゃダメ!「ワクチン」の必要性と混合ワクチンについて

【画像】

※ David Sokoler, NTPs, Masarik, pansticks, Evmefoto / Shutterstock

この記事に付けられているタグ

いいね 2