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犬が病院を嫌がるのはなぜ?スムーズに病院に連れていくにはどうしたらいいの?

わんにゃ365編集部


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犬が病院を嫌がるのはなぜ?スムーズに病院に連れていくにはどうしたらいいの?

予防接種や病気の治療など、愛犬を連れていく機会がある動物病院ですが、わんちゃんが病院を嫌がる話をよく耳にします。嫌がるわんちゃんを無理やり連れて行っても暴れてしまい、診察が進まないこともあります。そこで今回は愛犬が病院を嫌がるようになってしまった理由と対処法をお話しします。

■病院を嫌がる理由を知ろう

病院を嫌がる理由を知ろう

わんちゃんが病院を嫌がるようになってしまった理由としては、病院に嫌な思い出がある場合が大半です。初めて病院に行く場合は、病院がどんなところか分からないため緊張をして不安そうな素ぶりをみせることもありますが、まだこの段階では「嫌だ」という気持ちにまではなっていないものと考えられます。緊張していて不安を感じている状態で、痛い思いをしたり、高い診察台に乗せられたりして病院が嫌になってしまいます。愛犬が病院を嫌がるようになった理由を知ることが大切です。

■痛い、怖いと感じた

痛い、怖いと感じた

病院嫌いになる最も多い理由が「痛い」「怖い」といった経験です。わんちゃんは人よりも痛みに強いといいますが、痛みの感じ方はわんちゃんによって異なります。注射が嫌いな子もいれば、爪切りで深爪してから足先を触られるのが嫌いになってしまう子もいるでしょう。

また、わんちゃんは高いところが苦手なため、診察台に乗せられるというだけでも不安で落ち着かない可能性もありますし、他のわんちゃんが苦手な場合は待合室で知らないわんちゃんが近くにいたことも「怖い」と感じていることもあるようです。

■病院の環境(におい)がストレスになっている

病院の環境(におい)がストレスになっている

わんちゃんは鼻がいいので、動物病院にある消毒液や薬品の独特なにおい、知らない人や他の動物のにおいに敏感です。普段とは異なる慣れない環境は、わんちゃんをとても不安な気持ちにさせます。さらに、同じように不安を抱えるわんちゃんの吠える声が聞こえたりすることもストレスにつながり、病院嫌いになっている場合もあります。

■病院嫌いの克服法

病院嫌いの克服法

病院を「楽しい空間」だと思ってもらうためには、嫌な記憶を良い記憶にしていくことが大切です。嫌な記憶を良い記憶にすり替えるのはとても困難なことですが、例えば、診察中も愛犬に寄り添ってあげる、ご褒美としてオヤツを活用するなど、「病院に行くといいことがある」ということをわんちゃんにわかってもらえるように少しづつ変えていきます。

わんちゃんにとって、ご褒美はそれぞれ違います。お散歩が好きなわんちゃん、撫でてもらうのが好きなわんちゃんなど、愛犬の好きなことをしてあげましょう。

また、飼い主さんが「痛い」「怖い」といった言葉を発したり、不安な様子を見せるとわんちゃんは飼い主さんの表情や声のトーンなどから不安な感情を読み取ってしまうこともあるため、わんちゃんが落ち着いていられるように、飼い主さんも言葉や表情に注意しましょう。



病院嫌いの克服法

病院に着いた後、わんちゃんは怖くなって吠えたり威嚇行動をとってしまうこともありますが、強く叱りつけると逆効果になる恐れがあります。余計にわんちゃんを刺激してしまうことにも繋がります。わんちゃんが落ち着くまでそっとしてあげたり、外の空気に触れるなどをしてわんちゃんが落ち着くのを待ってあげてくださいね。

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