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犬の永久歯はいつから生えるの?「歯の抜け替わり時期」適切なケア方法

西原克明

獣医師
西原克明

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犬の永久歯はいつから生えるの?「歯の抜け替わり時期」適切なケア方法

犬も人間と同じように、子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に抜け変わることをご存知ですか? また、犬は歯周病が非常に多い動物と言われています。ただし、中には抜け替わりの時期に適切な対応を取ることで、歯周病のリスクを減らすこともできるパターンもあるそう。

そこで今回は、犬の歯の抜け替わりについて、獣医師の西原克明先生に解説いただきました!

■犬の歯は何本?抜け替わりはいつ?

犬の永久歯はいつから生えるの?「歯の抜け替わり時期」適切なケア方法
出典:https://www.shutterstock.com/

犬の歯は、乳歯で28本、永久歯で42本あります。ちなみに人間の永久歯は2832本(親知らずの有無)です。ただし、犬の歯の特に奥歯には大きな歯があり、見慣れないと数え間違えてしまうこともあります。

さて、そんな犬の歯ですが、乳歯から永久歯に抜け替わるのは、およそ生後4〜7ヶ月の間と言われています。しかし筆者の経験では、1歳近くになってようやく抜け替わりが終わる犬もいます。

ただし、中にはこの抜け替わりがうまくいかない犬もいます。放置すると乳歯遺残や不正咬合などの異常を引き起こすため、注意が必要です。

■乳歯のチェックポイント

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・乳歯の数

犬の乳歯は全部で28本あります。しかし、犬によっては、数が足りないケースもありますし、特にチワワのような超小型犬では、前の歯(切歯)が非常に小さくて確認しづらいことがあります。

よくわからない場合は、動物病院でチェックしてもらうようにしましょう。

・噛み合わせ

犬は噛み合わせの異常はよく見られます。下顎が短いオーバショットや、下顎が長いアンダーショットなど、切歯の位置がずれているケースや、左右の噛み合わせが不対称なケースもあります。

特に噛み合わせに問題がある犬では、抜け替わりのケアが失敗すると、永久歯でも不正咬合などの異常になることも多いため注意が必要です。

・歯の色やぐらつき

乳歯は細いため、ひづめなど固いもの噛むと簡単に折れてしまいます。乳歯であっても折れた場合は、適切な処置を行わないと、感染を引き起こす可能性があり、永久歯にも影響してしまいます。

定期的に歯が赤黒く変色していないか、あるいはぐらつきがないかなどを確認し、異常があれば早めに動物病院を受診するようにしましょう。

・口臭や歯茎の異常

幼少期でも、口臭や歯茎の腫れなどが見られることがあります。特に小型犬の乳歯は細いため、ちょっとしたゴミのようなものが引っかかってしまい、それが腐り始めて歯茎に炎症を引き起こすことがあります。そのため、定期的にチェックするようにしてください。

■抜け替わりの時に気をつけたいポイント

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・永久歯の出始め

特に小型犬では、乳歯が残ったまま永久歯が生えてきてしまう“乳歯遺残”が多く見られます。乳歯遺残は不正咬合はもちろん、歯周病のリスクも高くなるため注意が必要です。

永久歯が生え始めたら、通常は、乳歯は永久歯に押し出されるようにして抜けていきます。しかし乳歯遺残では、乳歯の近くから永久歯が出始め、乳歯が残ったまま伸びます。

乳歯遺残が疑われる場合は、早い段階で乳歯を抜歯することで不正咬合を予防することができます。永久歯が出始めた段階で一度動物病院を受診し、乳歯遺残のチェックを受けるようにしてください。

■永久歯が揃った時に気をつけたいポイント

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・歯の数(永久歯・乳歯)

永久歯が全て抜け替わったと思ったら、まずは永久歯が42本、生え揃っているか確認しましょう。もし数が足りない場合は、もともと歯が存在していない“欠歯”、もしくは歯茎に埋もれて外見上見えない“埋伏歯”の可能性があります。

特に埋伏歯は、将来的に嚢胞など歯茎が腫れる原因にもなるので、抜歯などの処置が必要です。

・噛み合わせ

乳歯遺残などに対して適切な処置を行っても、オーバショットやアンダーショットなどの噛み合わせの問題で、不正咬合になることがあります。

中には上顎の犬歯と下顎の犬歯が当たってしまい、口をしっかりと閉じられなくなるケースもあるので、歯が抜け替わった段階でも噛み合わせはしっかりと確認するようにしてください。

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特に小型犬では、乳歯遺残や不正咬合などのリスクが高く、歯の抜け替わりの時の対応が非常に重要になります。

中には全身麻酔をかけての抜歯など、大掛かりな処置が必要になることもありますが、犬の一生を左右するので、積極的に対処してあげましょうね。

※ 本サイトにおける獣医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、獣医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、獣医師や各専門家より適切な診断と治療を受けてください。

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