一緒に暮らす愛犬も年をとってしまいます。わんちゃんは犬種や個体差にも違いはありますが、7歳頃からシニア期に入り、目が白く濁ってきたり、足腰が弱くなったりと老化が進んでいきます。愛犬に介護が必要になることもあるでしょう。わんちゃんの介護について知ることで、少しでも不安がなくなればと思います。そこで今回は、わんちゃんの老化についてお話しします。
■見た目に現れる犬の老化のサイン
見た目に表れる老化のサインとして、白髪が増えた、毛量が減ってきた、目が白っぽくなってきたなど、愛犬を見るとすぐにわかることも多くあります。他にも口臭が気になるようになったり、イボのようものができたりします。このような老化現象は加齢に伴う機能の低下によって現れます。
ただし、注意も必要です。見た目の変化を全て老化だからと思っていると、他の病気を見逃してしまう場合もあります。気になることは動物病院の診察を受けるようにしましょう。
■食事の介護
老犬になると、食べ物を噛む力や消化器官が衰えてきます。わんちゃんが食べやすいようにフードを小粒に変えたり、お水やぬるま湯で少しふやかしてやわらかくしてあげると食べやすくなり消化もよくなります。お店でもウエットタイプのフードも多く販売されています。わんちゃんの嗜好性も変化するため、好みに合わせて選んであげてください。
また、飲み込む力が弱くなっているため、食べたフードを喉につまらせてしまわないように、食べる際には頭の位置が高くなるように台を使うなどの工夫をしましょう。
■排尿や排出の介護
体や内臓の筋肉の衰えにより、中腰の姿勢がうまく取れなかったり、おもらしをしてしまうことがあります。排尿や排泄の時にふらついたり、中腰の姿勢がうまく取れない時は腰を支えておしっこやうんちの姿勢の補助をしてあげましょう。 足回りやお腹などは汚れやすいため、こまめに拭いて清潔にすることも大切です。
トイレの場所も行きやすい場所に移動したり、複数のトイレを用意しておきましょう。それでもトイレに行くまでに粗相をしたり、うまく歩くことができなくなってしまう時はおむつの使用をおすすめします。しっぽを出す穴をあけてあげれば、人の赤ちゃん用の紙おむつでも使用でします。どちらにしてもおむつは蒸れてしまうので、こまめに交換をするようにしてください。
■歩行、お散歩の介護方法
足腰が弱ってくると、わんちゃんはお散歩を嫌がるようになりますが、適度な運動をさせるようにしておかないとさらに筋肉がやせ細り、寝たきりになるのを早めてしまうことにもなりかねません。
わんちゃんの下半身が弱ってしまった場合は、介護用の補助器具を使用することで、歩行時の負担を減らすことができます。また、お散歩で外の空気を感じることはわんちゃんにとっても刺激になるため、わんちゃんの体力に合わせたお散歩を続けるようにしましょう。
近年、わんちゃんの平均寿命は延びてきています。それとともに介護が必要な老犬も増えてきています。はじめて老犬介護するにあたっては、どのような対応をすればよいのか困惑してしまう飼い主さまも多いのではないのでしょうか。飼主さまが愛犬に明るく接してあげることができなくなっては、愛犬も不安になってしまいます。困ったときにはかかりつけの獣医さんに相談をするようにしてくださいね。
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